二つを一つに

仕事は東京、住まいは長野。移住と通勤、日々の記録。

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COVID-19 新幹線通勤中断。長野/東京リモートワーク4週目突入、現状をレポート。

これまでと全く違う生活

新型コロナウィルスの感染拡大によりこれまでと全く違う生活が続いています。医療従事者や小売店運送業など生活インフラを支えるみなさまの尽力に感謝しつつ、私はいま全国的なキャンペーンである「STAY HOME」を家族と粛々と続けております。

このような状況の時に新幹線を利用する遠方通勤者はどう対応すべきなのか。東京駅や密閉空間である車内に長時間身を置くことから感染リスクは普通の人より高いのではと思いつつ、感染が徐々に広がり始めた3月中旬頃から海外のロックダウンに近い状況となった場合に備えてリモートで仕事ができる環境の準備をしていました。

そして、4月7日の緊急事態宣言、不要不急の外出自粛要請を受け、4月10日よりリモートワーク開始。同時に「STAY HOME」の日々が始まりました。子どもも小学校が休校、英語のクラスもバレエ教室も自粛となり、じいじとばあばを含め家族6人全員で現在も外出自粛を続けています。こんなことは初めてであり、いつまで続くかも見通しが立たず、心配や不安も多いですがその中でも新たに気づいたことや考えることが多いのも事実です。

リモートワークから4週目に突入するこのタイミングで、新幹線通勤を中断している県越境・遠方のリモートワーカーとしての現状を振り返りたいと思います。

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2020年3月24日 東京五輪延期決定

2020年4月7日 緊急事態宣言 7都道府県に発令

2020年4月16日 緊急事態宣言 対象地域を全国に変更

2020年5月4日 緊急事態宣言 期限延長(5月6日→5月31日まで)

長野県 STAY HOME ガイドライン

・人との接触を8割減らしましょう。

・県をまたぐ移動は基本的にしないでください。

・ご家族、親戚、知人の来訪も控えてください。

東京都 感染拡大防止のための緊急事態措置等

・都民:徹底した外出自粛要請。生活維持に必要な場合を除き外出しない。

・事業者:施設の使用停止及び催物開催の停止要請。

適切な感染防止対策

・ラッシュ対策(時差出勤、自家用車・自転車・徒歩等による出勤の推進)

・従業員数の出勤数の制限(テレワーク等による在宅勤務の実施等)

・出張の中止(電話会議やビデオ会議などを活用)、来訪者数の制限

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新幹線通勤者「長野県民であり東京都事業者従事者」の対応は??

正直なところ正解はないと思います。私の会社は都の要請を受けてリモートワークを導入。出勤は最低限の人員でシフト制とし、時差出勤も取り入れ、極力人との接触を7割減、8割減する方向で試行錯誤が続いています。

一方で、新幹線通勤の遠方居住者は各自体の方針の狭間で悩ましい立場にあります。会社、事業は出勤人員を絞って継続する中、長野県の方針は「県をまたぐ移動の自粛要請」。現に緊急事態宣言が発令される前の3月中下旬より新幹線の乗車率は激減していき、3月下旬には東京駅のホームは人がまばらな状況まで通勤者が減っている状況にありました。

https://www.instagram.com/p/B-UYEy4BfBb/

T.Koyama’s Instagram post: “東京駅、人がいない。#東京駅”

別荘地観光地である近隣の軽井沢でも駅前の西武プリンスショッピングモールは早々と4月11日より臨時休業入り。軽井沢町長からは町民以外の別荘所有者や観光客に対しても東京で感染者が増え続けている危機感を共有し、それぞれに行動自粛を求めるメッセージを発表されていました。お隣の佐久市長からも東京と長野の往来の自粛を求める強い発信がなされ議論が起こりました。東京へのアクセスが良い東信地域は普段から人の往来も多いためか初期段階の危機感、警戒心が特に高かったのではないかと思います。その甲斐があってか軽井沢を含む東信地域の陽性反応者は上田管内1(東京訪問者)、佐久管内1(大阪訪問者)と踏みとどまっています。

長野県の感染者は5月1日時点で66名。

感染ルートの多くは県外への往来によるもの。都内への通勤者が多い軽井沢、佐久平界隈で新幹線通勤者きっかけで感染者が出ていないのは3月中下旬より目に見えて乗車率が下がっていたことの効果が出ているのではないかと思っています。

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選択肢は「完全リモートワーク」 or 「都内単身赴任」

日常的、物理的な往来ができない(実際はできるが)ため緊急事態宣言以降、自宅で仕事をするか、都内に単身赴任をしてオフィスで仕事をするか、いずれかを選択する必要が出てきました。私が選んだのは「自宅で仕事、完全リモートワーク」。 仕事に必要な書類、道具、パソコン関係を全て持ち帰り、会社にはVPNなどネットワーク環境を整えてもらいました。

便利なツールで快適なリモートワーク 「SLACK」と「ZOOM」 

ぶっつけ本番ではじまったリモートワーク生活ですが便利なツールのおかげで思いのほか順調です。インターネット環境と仕事(組織連携と業務進捗)を管理するツールが整っていることもあり、事務所で仕事をするよりもある意味集中でき捗る部分もあります。一方で日常的な挨拶や会話や雑談もないため、長期化すればするほどこの単調な日々に物足りなさ、刺激不足を感じるようにもなってきました。ZOOM会議での雑談や電話での雑談がつい長くなりがちです。ZOOM飲み会(やったことはないですが)が話題になっている状況も大いに共感することができます。「STAY HOME」を強いられるタイミングがこれらのツールが普及している時代であったからこそ成り立っている部分が大きいとも感じています。(仮に数年前であればこんなにもスムーズには行かなかったのでは...)

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 COVID-19による働き方改革のいわば強制実行は奏功するのか

完全リモートワーク生活も間もなく1ヶ月。5月4日予定の政府の発表次第では延長せざるを得ない状況も考えられます。この生活にも慣れ一定のリズム、フォームができてきました。リモートワークは新型コロナ以前から「働き方改革」のテーマで議論、推進しようという動きはありましたが、実際は一部企業の施行に留まりなかなか実際の導入が進まない状況にあったのではないかと思います。そもそも働き方改革」とは、働く人びとが、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革とされています(厚労省)。今回、半ば強制的に働き方を改革せざるを得ない状況となり様々な課題はありますがリモートワークが一気に進んだ感があります。今は辛抱する時ですが、新型コロナウィルス終息以降は、これまでの働き方、仕事のあり方、考え方に大きな変化が見られるのではないかと感じています

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外出自粛期間をCOVID-19起因の「働き方改革」試行期間と捉える

少なくとも私は、新幹線通勤による県越境行為という個々の事情により、多様で柔軟な働き方を、会社に相談の上で自分で「選択」したという状況下になります。働き方改革がある意味で強制実行されたような感覚です。1ヶ月が経過しあらゆる面での変化を感じています。

リモートワークの生活リズムができつつある一方で物足りなさも

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簡単に普段の「新幹線通勤の日常」と現在の「リモートワークの日々」を書き出してみました。起床と就寝の時間に大きな差はありませんが、普段の「通勤時間」をリモートワークの生活では、家事や家族、子どもとの時間、また自宅で机に向かい例えばこのブログのような自身の頭の整理をする時間に使うことができています

感覚的に言えば、普段の生活はわりとパソコンで言うメモリーが逼迫しており平日は目の前のことで精一杯ですが、リモートワークを取り入れた生活では移動がなく、周辺の生活環境が田舎でのどかなこともあり、こころも脳内メモリーにも余裕があります。電脳化すればこのような心配はないのかもしれませんが、こころに余裕があれば目の前のこと以外にも家族や地域の周辺のこと、また短期的ではなく中長期的な先々のやりたいことのイメージづくりにもエネルギーを使うことができます。

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アフターコロナの世界をポジティブに考えたい

まずは絶対に感染しないこと。ガイドラインに基づき対策に最前を尽くすことが優先ですがその上で、終息後の世界についても考え、いまできることから準備を始めていきたいと思っています。この件で私の郊外(田舎)に生活の拠点、軸足を置きたいという考えがほぼ確信に変わりました。地震などによる物理的な災害も大変なことですが、ウィルスのような目に見えないリスク、しかも終息がいつになるかわからない中で自宅待機を強いられる状況。人口密集地域、物理的な生活スペースが限られる地域ほど、かつ長期化するほど精神的にも身体的にも負担が大きいのではないかと思います。デュアルライフという都市部と地方の2拠点を生活拠点とするライフスタイルが数年前から再び注目されています。これから働き方がさらに柔軟になり、住まいの選択肢が従来の「職住近接」だけではなく多様化していくのではないかと考えています。その背景には万一の有事に備えるという意味合いも増すのではないでしょうか。

人口が極端に少ない大自然の中や過疎化が激しく進む地域に飛び込んで完全に移住してしまうことには個人的に抵抗を感じています。日々の生活を含めた現実的な面で心配が大きいこと、また都心での仕事から離れることに物足りなさも感じています。移住や別荘、デュアルライフを考える際に、そこまで構えずにもっとライトに考え行動しても良いのではないかと思っています。新コロナ以後の世界では柔軟な「生活拠点の選び方」がますます注目されていくのではないかと想像しています。その中で自身がどのような役割を果たせるのか、この完全リモートワークの時間が有意義なものとなるように前向きに「STAY HOME」を続けていこうと思います。

以下、長野県小諸市でのリモートワークの日々。

話題のお店のテイクアウトがとっても楽しみ

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ランチは運動不足解消を兼ねて散歩&テイクアウト率が高め。

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 4/7オープンのカモさんのお店。STAY HOMEの数少ない楽しみの最高峰。

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4/16から木曜日限定で始まった割烹「弁慶橋せき」の夕飯お弁当も至福の時。

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子どもたちも休校、習い事も自粛により「STAY HOME」

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部屋に入って良いのかダメなのかわからないというので手づくりの表札を導入。入室可能な時は「OK」、電話やテレビ会議中は「NO」にせよと家族からの指示。

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子どもも夏休み並みの休校期間。生活リズムが崩れないようにと毎日のTO DO LISTを作成。きがえ、おてつだい、しゅくだい、 えいご、なわとび、ほんをよむなどそれなりにご多忙の様子。

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休校中の子どもにキッザニア的な学習と題して、コーヒーのデリバリーサービスを委託。日に3回ほど携帯から家電に注文。5分後くらいに届きお支払い、という社会学習体験を提供。

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 パパが家にいることが日常になった1歳児は日に何度か侵入しては飽きるまで滞在。

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 定番のお散歩コースだった懐古園もついにクローズ。

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自然界は人間のウィルス騒ぎもどこ吹く風。山菜の季節到来。

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地元の方から頂く野菜と山菜が美味しいシーズンです。

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外で過ごすには今の時期が寒くもなく暑くもなく、虫もおらず一番よい。

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恒例の七輪シーズンも到来。外出自粛期間はこういう時間がとても息抜きになり貴重に感じます。さて、もうしばらく明るく楽しい未来に向けた実験的生活を頑張ります。

 

 お題「#おうち時間

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