二つを一つに

仕事は東京、住まいは長野。移住と通勤、日々の記録。

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小諸は硬水!?「弁天の水」へ希少な軟水を汲みに。

小諸は硬水!?に移住して水の違いに驚いた。

6年前に移住して間も無く、家の水道水で洗車し、拭き上げて少し経つと、窓に白い斑点が浮かび上がった。話を聞くと、小諸は硬水の地域が多いらしい。これまでの人生で水道水の質など、気にもしたことがなかったがよくよく調べると小諸の水(小諸界隈の水)が特徴的であることがわかってきた。我が家では定期的にわざわざ、この「弁天の水」に軟水を汲みに行く。弁天の水はとても冷たくてクリアで飲みやすい。しかしながら、単に美味しいから水を汲みに行っているわけではなく、必要だから行っている。ちなみに自宅の水道水は、料理、飲料には何不自由なく使っている。紅茶は硬水の方がおいしく出るとか何とか言いながら楽しんでいる。水道水が硬水のおかげで水の味や質に敏感になったような気がする。

わざわざ弁天に水を汲みに行くのは、機械のため。

水道水が硬水で唯一困ること、水垢と機械のフィルターなどの目詰まり。ミネラル成分が多いために蒸発散時に成分が残り、白い塊が目に見える形で残る。それが半年、1年、2年と蓄積すると機械のエラーの原因になることがある。温熱装置や加湿器など水を定期的に必要とする機器に硬水を注ぎつつけるのは不安なため、弁天の水を利用している。汲む量はお酒の一升瓶を2ケース分。

毎分2トン、硬度60度の軟水。

石垣から2箇所、毎分2トンもの勢いでキンキンに冷えた湧き水が溢れ出ている。昔はこの水がこちらの地域の水道として使われていたそう。水を汲みにくる人が次から次に来る。住宅街の細い道を進んだ先にあるため、道も駐車場も譲り合い。あまり長居することはできない。本当に水を汲むだけの場所。農家の人が大きなタンクに給水していたり、近所の人が野菜や果物を冷やしていたりと弁天の水が地域に根ざしているのがわかる。

水道水を飲める国は9ヶ国、海外は硬水、日本は軟水が多いらしい。

水について調べ始めると国交相のデータに行き着く。昨年の発表では、水道水をそのまま飲める国は9ヶ国しかないそう。海外に硬水が多い理由は、地形と土壌の関係。ミネラル豊富な石灰質の土壌や、緩やかに流れる運河。水にミネラル成分が豊富に溶け出す環境が整っていることが理由だそう。日本に軟水が多いのは土壌と、急峻な山並みで水流が早いことが理由。正直この分野は全くわからないが色々と読み込むとそのような理由が多かった。住んでいる地域、小諸、東信は硬水の条件がそろっているのか。標高600~1000mほどの高地、浅間山の火山性の土壌。気になって小諸市のサイトを検索。(下記資料は市HPを参照)

小諸は水系16系統。軟水と硬水が混在している。

小諸の水道水は多くの水源を有している。いずれも湧き水か深井戸の天然水。水道法で定められている減菌処理のみでそのまま飲用することができる。蛇口からミネラルウォーターが出ているような状態。軟水と硬水の区分は、市の西側が軟水、東側が硬水の傾向があるそうだ。一番硬い地域は柏木水源243mg/lとエビアンヴィッテルなどの欧州系のミネラルウォーターに継ぐ硬さ。我が家が位置するのは市内のほぼ中央。推測だがおそらく硬度は100~200mg/lの間ではないかと思っている。今度役所の方に聞いてみたい。

そもそも軟水・硬水の基準とは?

水の硬さは、水1000mlに含まれるカルシウムとマグネシウムの量で表される。WHO(世界保健機関)の基準では、120mg/l以上を「硬水」、以下を「軟水」としている。ちなみに弁天の水は60mg/lの軟水。一般的な区分では、硬度0~100mg/lを軟水、101~300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水とするそう。見た目は同じでも、ミネラルの含有量により、水にも風味が出る。軟水は口当たりが軽くごくごく飲め、硬水は風味、味がする。

  • 軟水  0~100mg/l
  • 中硬水 101~300mg/l
  • 硬水  301mg/l以上

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  • 小諸の水道水 20〜243mg/l (推定:自宅 120~200mg/l)

このスイカ、おそらく近所の方かと思うがキンキンに冷えていた。水温は不明だが、真夏でも、手が冷えてジンジンするほど水温は冷たい。

水を汲んだ後は浄財を。おそらく地域の方が維持管理され、長年この環境が保たれているのだと思う。いつ行ってもとても綺麗に整備されている。

今回の分とコーヒー用にミニボトルで給水。

自宅から5分。近所に風情を感じることができ、かつ機械の救世主となる水が安価で手にすることができるこのスポットに支えられている。ちなみにランニングをする時は弁天を目指して走り、給水してひと息つくルート設定にしている。

 

参考URL

小諸市「弁天の水」

www.naganokenyaku.or.jp

小諸市水道事業のブログ(詳細な情報が綴られており興味深い)

ameblo.jp

国交相 水道水が飲める国 9ヶ国の件

www.mlit.go.jp